「山の辺の道」は古代の国道

 昨日第31回目の寧楽文化講座が開かれ、その中身は「山之辺の道・北道を考える」シンポジュームだった。青山茂[帝塚山短大名誉教授]・近江昌司[天理大名誉教授]・水野正好[奈良大名誉教授]らが登場され実に興味深いはなしをされた。印象に残ったのは「山之辺の道」と「かみつ道」は邪馬台国が大和神社のあたりにあったころの幹線道路で幅18メートルもあったという。当時車もない、牛か馬が車を引いていたか人が歩くだけなのにどうして幅18メートルもの道を作ったのか不思議でならない。

 全国で奈良県はいま道路改良率・整備率ともに43か44番目をウロチョロしているというに古代では日本一の国道が走っていたのだ。道路特定財源の使い道が議論されているが地域地域で優先すべき課題が違うのだから麻生さんの言うとおり地方に任せるべきだ。