日野原重明先生の講演を聴いて

奈良県が開いた医療のシンポジウムに勉強のつもりで出席させてもらった。メインスピーカーは聖路加病院の日野原重明先生で1300人の聴衆を引きつけなかなかいい話をされた。まもなく満97歳だというのに生活に対する姿勢が実にアグレッシブ、「歳をとっても常に新しいことに挑戦する気概を持ちなさい。」とおっしゃる。100歳近いひとがこんなことをいうとは信じられない気持ちだった。65歳以上が高齢者というのは間違いで、75歳になればやっと新老人と呼ぶことができる、それくらいがいいよという。睡眠時間は4~5時間、一時間近くステージで立ってオシャベリたいしたもんです。歳を取ると冷や汗が危険信号、心筋梗塞の危険が高いですとのこと。ご自分でも生活習慣病対策をしっかりやっておられる。日野原先生は、尊敬に値するお方だ。