奈良の復権を期して

 昨日、「奈良に文化の森をの会」の事業の一環で橿原の今井町を視察した。戦国時代から江戸時代に栄えた今井町には県内の7割のお金がこの小さな町に集中していたという。武装し裁判権も警察権も持つ一つの国であり宗教都市でもあった。信長も警戒する存在の今井町が奈良にあったことはじつに誇らしいことだ。

 わたしが会長を務める奈良陸上競技協会が中心となって、2010年遷都1300年祭事業の一つとしてフルマラソンを実施することが決まった。なにしろマラソンは奈良県で実施したことがないだけにしんどいことだ。でもこんなチャンスは二度とやってこないかもしれない。奈良が再び脚光を浴びる機会だ。一万人参加の市民マラソンをやると全国から奈良にやってくる人がお金も落としてくれるし経済への波及効果も大きいだろう。奈良復権のためにもがんばらなくっちゃ。