綱引き競技の振興発展を

 わたしは、日本綱引き連盟の副会長であると同時に奈良県綱引き連盟の会長でもある。きょう生駒で奈良県民体育大会綱引き競技の部が開催された。18チーム出場で生駒の若いお父さんお母さんが大いに盛り上げてくれた。まだ決してレベルが高いとはいえないがチームワークがすこぶるいい。勝っても負けても実に清清しい。そこに日本選手権大会に出場しているようなチームも加わって楽しい一日であった。終わってから奈良市内で約50人が参加して打ち上げを兼ねた懇親会をもった。これもまた盛り上がって実に楽しかった。

 綱引き競技は皆で力を合わせるスポーツでそこにヒーローは存在しない。勝ったらみなで喜びを分かち合う。そして、誰でもどこでもいつでもできるスポーツだ。ひところに比べ全国的に下降線をたどっているマイナーなスポーツかもしれないが私にはとても魅力的だしもっと盛んにしたいと思っている。国民体育大会の正式種目に加えられる可能性が濃厚になってきたしオリンピック種目に加えられることだって夢ではないと考えている。最近の不満・不安・孤独感が渦巻く社会を見ていると一番普及をはかるべきスポーツかもしれない。