先の見えない政局

 

 通常国会は終わったけれど次から次へといろんな問題が押し寄せてくる。福田政権や政府与党にとって良くない材料が多い。北朝鮮のテロ支援国家指定解除の方向にアメリカのブッシュ大統領が同盟国日本の苦境を知りつつ舵を切ったこと、そしてそれに対して福田政権が歯切れの悪い対応をとっていること、社会保険庁の年金記録に入力ミスが相当あるということが新たにわかってきたこと、居酒屋タクシーに接待を受けていた公務員が財務省をはじめ広範囲にわたることが判明したこと、社会保障費の負担がますます増えることになりそうな不安を国民に与えていること、食糧、ガソリンなどの高騰によって国民生活が苦しくなってきていることなどどれをとっても福田政権に対するプラス材料は一つもない。7月7日からはじまるG8サミットでどれほど得点をあげられるか、消費者庁の新設でどれほど国民にアピールできるかという要素も考えられるが大きく支持率を回復させられるとは誰もおもっていない。今後の政局が全く読めない。

 衆議院総選挙の時期は、与党に不利な状態ではできないので来年9月の任期いっぱい近くまで伸びていくのではないかと言う見かたが強い。自民党もダメ、民主党も頼りない、不安だと言う人が多い。与野党とも骨のない政治家のなんと多いことよ。ただいま保守系無所属のわたしにとってチャンスじゃないかと言ってくださる方が結構いる。平沼赳夫先生と行動を共にするいきかたが私にピッタリなのかもしれない。