拉致問題を考える

 アメリカのブッシュ大統領は、26日にも北朝鮮から核開発計画の申告があればテロ支援国家指定解除に向けて手続きを開始するという。新聞によると、福田総理は「北朝鮮の核問題が解決する方向に進むならば、歓迎すべきことだ。日米両国に全く意見の食い違いはない。」と述べ、容認する考えを示したという。拉致問題の進展なしにテロ支援国家指定解除はやらないようにして欲しいというのが日本政府の姿勢ではなかったのか、再調査をしますといわれただけで経済制裁の一部を解除するとか、この福田総理の発言は一体どうなっているのか。日本国民の意をたいしてブッシュ大統領にもうしばらく指定解除はしないで欲しいと直接電話でも入れたらどうか。

このような状態をみていると、日本の外交は実に軟弱、自分で自分の国を守れないような憲法を持っているが故にすべての国々から舐められてしまっている、力で押していけないかなしさを痛感する。拉致被害者のご家族が気の毒でならない。拉致問題はまったく国家に責任がある。