嬉しい二題

「郵政民営化に反対した森岡さんにワシは惚れ直したわ。がんばってや。」と突然見知らぬ男性から声をかけられ励まされた。嬉しかった。最近小泉改革なるものに疑問を持つ人は多くなったのは事実だがこのようにはっきり言う人は少ないだけにほんとうに嬉しかった。

 久しぶりに知り合いの店に昼食を食べに行った。一昨年ご主人が脳梗塞で倒れ奥さんが苦労しながらお店を切り盛りしておられるので激励するつもりでいったらなんと、カウンターの中にご主人が立ってるではないか!顔を合わせてお互いニッコリ、でも言葉がすぐに出てこないほどグッと熱いものがこみ上げてきた。お客さんが多い時間帯なので奥さんも忙しそうに動きながら「森岡さんご機嫌さん」と声をかけてくださった。「ご主人良かったですね。」というと「どうにかやっとここまで来ました。」と嬉しそうに。ご主人はまだリハビリ中だがどうにかコーヒーをたてられるようになったという。相手の話が半分くらいしか理解できないとおっしゃっていたが脳梗塞の後遺症としては軽いほうの様子。良かった、ほんとに良かった。わがことのように嬉しかった。