神棚に供えたお札

 相変わらず毎日一時間の街頭演説を続けている。今朝学園前の南口でしゃべっていたら突然男の人が近づいて私の右手にクシャクシャになったお札を握らせた。お金だと思ってとっさに辞退したが無理やり握らせた人も強引に「取っとけ。遠慮するな。」というような目でにらめつけた。わたしは「お名前を」といったが首を横に振って名乗ろうとされない。「あんな奴に負けたらあかんぞ。」と言って去っていかれた。驚くとともに申し訳ない気持ちでいっぱいになった。演説を終えて手の中をみると クシャクシャの千円札であった。事務所に戻って神棚にそのお札を供えた。
 二月の寒い日は自動販売機で買ったあったかい缶コーヒーやお茶を差し入れてくださった女性が何人もいた。お菓子をくださった人もいた。わたしが勝手にしゃべっているだけなのに申し訳ない。でも心配してくださる方が居ると言うことは嬉しいこと、がんばらなくっちゃ。