叔父さんを励ます集い

 桜が5分咲き位でお花見ができるのにあいにく雨の日曜日となった。護国神社の椿祭り、わたしの叔父井上二郎さんを励ます集い、そして奈良陸上競技協会の役員会と結構動き回った。

 叔父井上二郎さんは大正15年生まれ、今年82歳だという。私の父親の兄弟5人の中で一人ぼっちになっているので甥・姪が集まって一度励ましてやろうじゃないかという声が上がって本日16名が参加し菊水楼で美味しいご馳走をいただきながらの会となった。思えば、叔父はわが森岡家から井上家に婿養子として迎えられ、商売一筋に歩んだ人であったが、兄弟の中で一番年下、お母さん(わたしの祖母)に9歳で死に別れたから姉や兄に育てられたような人だった。だから兄弟とても仲が良かったし私にとっても良き叔父で甥・姪からも慕われている。弟と私がまだ5,6歳の頃腸チフスに罹って命が危ないと言われたとき都祁の家から当時バスもないので天理まで薬を取りにいってもらった、いわば「命の恩人」でもある。叔父が居なかったら今日の私はないかもしれない。

 今日の会では励ますどころかこき下ろすような場面も少しあったが、じつに楽しく有意義なひとときであった。結婚生活55年とのことであったが、いつまでも元気で長生きして欲しいと思う。今日の会の発案者であったわが妻洋子も満足気でした。