日本の舵取りは難しい

 久しぶりに奈良市内でミニ集会、食をめぐる問題や子供たちの教育などについて話をした。弱い立場の者の味方になって欲しいと言われた。朝の演説(今朝は富雄駅)ではイージス艦と漁船の衝突事件について持論を話したら「子供が自衛隊員」と言う人が拍手をしてお茶を差し入れてくれた。別の方から食について「農業政策の転換に賛成だ」との声もあった。「自民党もダメ、民主党も党利党略がひどすぎる。」というひともいた。

 市議会の議員と議論していたら、自然に、いまの高齢者への優遇策(バス運賃・共同浴場利用券・映画鑑賞割引など)について市長から提案されている見直し案が話題に上った。財政健全化に理解を示すグループと、そうでなく高齢者の一部の反発をおそれる人達に二分されるようだ。いまのところまだ結論が見えないという。国会のガソリン税をめぐる与野党対決と似ている。弱者を守ることを政治家は忘れてはならないが、ポピュリズムも困る。有権者に媚びて大局を見誤ってはならないのである。

 とにかくいま日本はあらゆる点で大事なときを迎えている。