妻の手料理

 朝演説を終えて自宅に戻り、家内の作ってくれた朝ごはんをいただく。昼も夜も会合や出かける予定のないときは事務所と家が近いので、できる限り食事は家で家内の手料理をいただくことにしている。総じて野菜中心、薄味である。これまで家内と別れて生活したり外食が多かったせいか、今家内手作りの料理をいただけるのが一番幸せに思うし、美味しいと感じる。

中国の冷凍ギョウザが問題になっているが、そもそも日本人が家で調理しないで温めるだけというような食生活になってしまったことが子供をダメにし家族の絆を弱くしているのだ。私にとってはどんな豪華な外食よりも妻の愛情のこもった手料理が一番のご馳走だ。スーパーマーケットで時々わたしも野菜や魚などを買ってくる。これらの食材が食卓でどのような姿に化けて出てくるかが楽しみである。食べ終わって「美味しかった。」というと妻のほうも満足げである。夫婦関係というのは意外とこんな平凡のことで左右されるのかもしれない。