武士の一分

テレビで山田洋次監督の映画「武士の一分」を家内とともに見た。藤沢周平原作らしい人の気持ちが染み渡ってくるような映画でとてもよかった。騙されて夫の上司に手篭めにされた妻と下級武士との夫婦愛を描いている。主役もさることながら中元役を演じる脇役の笹野某が実にうまいと思った。そして、目が見えなくなっても妻の手料理の味をかみ締めることによって離縁したはずの妻との愛を取り戻すというストーリーに夫婦とはこういうものなんだなと感動した。

寒い一日だった。明日大晦日に都祁の家で子供たちも一緒になってお正月を迎えようとしているのに雪が降らないだろうか。榛原や室生でも雪が降ったそうな。近鉄デパートの地価の食品売り場に入ったらまるで別世界、超満員、やっぱりこれからお正月だ。