着物姿の女性

伝統文化こども教室という文化庁の事業のなかで奈良県内の子供たちに着物の着付けや礼儀作法を教えてくれている団体の皆さんと会った。さすが皆さん方きれいに着物を身につけておられ、いかにも日本女性と言う感じだった。現職のとき、県の教育委員会にお願いして子供たちに着物文化を伝えてゆけるようにとの思いで実現しただけに嬉しかった。ラフカディオハーンの晩年の著作「試論ー日本」のなかに「日本の女性は世界で一番美しい、貞淑・礼節で着物姿はじつに美しい。なににも変えがたい宝石だ。」というようなことが書かれていたのを思い出した。それにしても、いまの女性はどうか、電車のなかで化粧している人がいる、毒々しい化粧でしかもおへそを出して携帯電話でペチャクチャしゃべりながら歩いている人もいる。いまラフカディオハーンが生きていたらなんと言うだろう?