雇用問題が深刻

昨日、東レの労働組合執行委員長に会った。彼の話によると、「景気は拡大基調にあるといいながら消費は伸び悩んでいる。サラリーマンの平均給与は年収430万円、400万円以下の人が55%を超えている。200万円以下の人が1000万人もいる。1500万から2000万円もの高給取りも少し増えてはいるが下層のサラリーマンが非常に多くなり中間層が減っている。従って、可処分所得が減り国内消費は伸びない。今の日本経済は大企業の外需に支えられているのだ。非正規雇用者が全体の3ぶんの1強、これが将来の日本にとって心配なことだ。」

家に帰ってテレビをつけると、NHKがワーキングプアーの特集をやっていた。年金をもらえないお年寄りが40万人もいて生活に困っている。また、その日暮らしの若者も多い。暗い話ばかりだが勉強になった。政治家の頭の中と現場の実態とはずれているようだ。