信無ければ立たず

政治家はカネの問題で、役人は民間人との癒着や汚職で、民間では偽装と日本国中、信用・信頼という言葉が全くむなしい状態におかれている。昔「武士は食わねど高楊枝」という言葉が生きていた。なぜこんな浅ましい世の中になってしまったのだろうか?戦後の日本はあまりにも経済中心、カネ中心で走りすぎてきたように思う。おカネより大事なものがあることを忘れてしまったのではないか。もう一度日本人は生きてゆくための基本、道徳や倫理を一から勉強しなおした方が良いようだ。かつての「日本のこころ」を取り戻すことこそ信用・信頼を取り戻すことにつながると思う。やはり子供のときからの教育だな。損得の価値観よりも善悪の価値観を優先させる教育が大事、家庭・学校・社会が一体となってがんばらなきゃ、日本の先が暗くなる。ラフカディオ・ハーンの「試論・日本」を思い出す。百年前の日本は武士道が町民の間でも生きていた。「日本女性ほど美しい宝物はない。」と女性を絶賛している。貞節で礼儀正しく美しかったようだ。