農政と食料問題

昨晩NHKテレビで「これからの日本」と題して農政と食糧問題をとりあげていたので興味深く見た。「食糧を輸入に頼ればいいんだ。自給率を上げることにあまりこだわるべきでない。」と主張する人たちは農産物を工業製品と同じようにみているなと思った。農産物は限られた農地でしかも天候に左右される。工業製品のように大量生産するスケールメリットもない。将来海外からカネを出しても大豆・とうもろこし・小麦などを売ってもらえなくなる時期がやってくることを考えておくべきだ。日本人は生きて行けなくなる。日本人が米を食べなくなった原因の一つが、ご飯を炊いておかずを作るのが面倒だからという意見があった。「パン食だと調理しなくてもすぐ食べられる。朝食を日本食にするとおかあさんが1時間早く起きなければならない。」という。今の世の中コンビニでなんでも間に合わせおかあさんが愛情込めて食事を作らなくなったことが子供たちの成長に悪い影響を与えているのではないか。いまの殺伐とした世の中、愛情とおもいやりというビタミン不足だよ。こんなことをいうと、働いているおかあさんから叱られそうだけど、父親の協力も要るし子育てより金儲けを優先しているところがあるんじゃないかな?