親心

弁天宗奈良教区45周年のお祝い会に出席した。本部から大森宗務総長ご夫妻がお見えになり、お話をされた。わかりやすく弁天宗のお教えを説きながら、親心について話された。「ご宗祖さま(宗務総長のおばあさん)が亡くなられたときお父上(今の管長さん)が37歳、このとき教団最悪の危機だった。その苦しい状況をわれわれ子供には全く感じさせないような育て方をなさったようにおもう。家庭が暗くならないよう努力してくれたのだと思う。しかし、時代が変わっていまわたしは高校生になった子供たちに仕事上のつらいこと楽しかったことなどそのつどはなしている。どちらがいいのか、いずれにしても家族の絆が大事だ。」さすが大きな教団を継承していくには帝王学が要るんだなと思った。

わたしは、子供たちに森岡家のことなどなにも教えなかった。ちっぽけな家でも個人だけでなく家を守りついでいくことを教えねば、手遅れかもしれないが50歳の宗務総長に教えられた。好感のもてるお方である。

明日は東京で久しぶりに長男に会い食事をともにすることにしている。どんな話をするかな?